今回は日本のドラッグストアについてご紹介します。
日本のドラッグストアは「ディスカウントストア」とも呼ばれ、一般用の薬品を中心に健康・美容に関する商品や日用品、食品(生鮮商品を除く)などを販売しています。
また、薬剤師が常在し処方箋医薬品を販売・授与できるドラッグストアも多数あります。
一方、一般用の薬品を販売しておらず、処方箋による調剤のみを取り扱っている場合は、ドラッグストアではなく薬局または調剤薬局と呼ばれます。
ドラッグストアで買える医薬品の種類
日本では気軽に薬をドラッグストアで購入する事ができます。今回はその一部をご紹介します。
○目薬
「点眼薬」「点眼液」の名称です。医療機関で受診をして医師から処方されるものもありますが、ドラッグストアで処方箋なしで買えるものもあります。
○鎮痛解熱消炎剤
痛みに対する鎮痛作用と解熱作用を有する薬です。「痛み止め」とも呼ばれます。
○総合感冒薬
頭痛・発熱・のどの痛み・筋肉の痛み・咳・くしゃみ・鼻水などの症状を緩和し、それと解熱剤を組み合わせた薬です。
○鎮咳去痰剤
咳を鎮め、痰を喉から出しやすくします。
○鼻炎治療薬
アレルギーなどの鼻炎の治療のための薬です。
○かぜ補助薬
風邪の症状を緩和します。
○乗物酔用薬
乗り物に乗る前に酔い止めとして服用します。
また、酔った後でも「目眩」や「吐き気」「頭痛」といった
症状を改善させるものもあります。
○胃腸薬
胃や調の痛みなどの症状を緩和するために服用します。
○整腸剤・下痢止め
腸の働きを正常に整える薬です。
○漢方薬・生薬
「中国医学」が日本に伝わり、日本の気候や風土に合わせて独自に発展していった日本の伝統医療です。植物、動物、鉱物といった天然の素材を複数組み合わせて作られています。
一般的に漢方薬・生薬は効果がゆっくり現れると言われますが、かぜ薬などは早く効果が出やすいものもあります。
○湿疹・皮膚炎用薬
皮膚の炎症などを緩和します。錠剤や軟膏薬といった形で売られています。
症状が出ている患部の種類別に薬が分類されている事が多いです。
○水虫薬
水虫の症状を改善する薬です。
○外用鎮痛・消化薬
主にねんざ、打撲、関節炎、筋肉痛を緩和するために、患部に貼りつける薬です。日本では一般的に「湿布」と呼ばれ、液体の薬品を布に塗布されているものを指す事が多いです。
テープタイプや塗るタイプ、スプレータイプもあります。
以上、ドラッグストアで購入できる一般医薬品の紹介でした。
ドラッグストアで購入できる薬の中には薬剤師の情報提供が義務付けられているものや、副作用に注意するものなどがあります。特に、妊娠中の方や他の薬を服用している方は医師に相談する必要があります。
説明書などをよく読み用法・用量を守って正しく利用しましょう。