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年間行事

今回は山口県の主な年間行事について紹介します。


 

1月

大日比どんど焼き(長門市)

「どんど焼き」とは小正月(1月15日)の行事で、お正月に家の玄関扉などに飾った松飾り・しめ縄・書き初めなどを家々から持ち寄り、一箇所に集めて燃やすという日本全国的で行われている伝統的なお正月の行事です。

長門市青海島の大日比地区の「どんと焼き」はクリスマスツリーのようなヤグラを高く組み上げて燃やします。約200年前から伝わる火祭り行事で、その高さは驚くことに8メートル、日本でも最大規模のどんど焼きです。燃えたヤグラが倒れた方向でその年の豊漁と豊作が占えると言われており、海側に倒れると豊漁、山側に倒れると豊作、山と海の間に倒れたら豊漁と豊作どちらにも恵まれると言われています。

 

2月

馬関名物凧揚げ大会(下関市)

凧揚げは昔から日本で親しまれている正月遊びです。

下関市にある亀山八幡宮の節分行事の一環として開催され、凧を持参すれば誰でも無料で参加できます。持ち寄った凧の中から「意匠賞」「滞空賞」などの賞があり、上位の受賞者には賞品が贈られます。

また、この凧揚げ大会に先立って「凧づくり教室」が毎年1月の下旬に行われます。

 

 

3月

岡田屋百手神事(宇部市)

1468年(室町時代)、岡田屋で疫病が大流行し困っていたところ、若者達が鬼に見立てた的に矢を射抜き、祈願すると疫病が治ったとされたのが始まりといわれます。

今日でも射手が古式に則った作法で悪鬼に見立てた的にめがけて次々と矢を放ち、地域の安泰と繁栄を祈願します。宇部市指定無形民俗文化財に指定されています。

 

4月

錦帯橋まつり(岩国市)

「錦帯橋」は江戸時代に国を治めていた古川家により錦川に架橋されました。当時の周防国岩国領第3代目当主・吉川広純(後の広嘉)は錦川の激しい流水に耐えるために研究に研究を重ね、『西湖志』の絵にヒントを得、このようなアーチ型の橋を建設しました。

江戸時代の参勤交代を模した大名行列や奴道中が錦帯橋を練り歩いたり、「岩国藩鉄砲隊」による演舞や岩国太鼓の演奏などが催されます。岩国市の3大祭りの1つです。

 

5月

下関海峡祭り(下関市)

関門海峡を舞台とした華やかな祭りで、下関の歴史絵巻が繰り広げられます。

源平の戦いで入水して亡くなった安徳天皇を始め、二位の尼、平家の女官、武将などを弔うために行われています。

5月2日の「安徳天皇正装参拝」は地元の人々が当時の平家一族の衣装に身を包み、赤間神宮の天橋を参拝します。

メインとなる5月3日「先帝祭 上臈参拝・上臈道中」では艶やかな着物を身に纏った大夫が天橋を渡ります。

 

5月4日は下関の無人島「巌流島」で「巌流島フェスティバル」が催されます。

宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の再現や、他にも様々なイベントが行われます。

 

6月

和船大競漕・おしくらごう(萩市)

萩市玉江浦地区で行われる約300年に渡り受け継がれている伝統的な船のレースです。

「おしくらごう」とは、北浦地区の呼び名で、複数の乗組員が乗船した和船同士で槍や櫂を使い競争する事です。

ハチマキにふんどし姿の若者が船を漕ぐ勇ましい姿が圧巻です。また、公募参加による中学生の部や一般の部の和船競漕も催されます。

 

7月

貴船神社夏祭り・海渡り神事(周南市)

約350年前、安全と大漁を祈願して行われた事が始まりと伝えられる神事です。

重さ約500キロの神輿が「氏子」と呼ばれる男衆に担がれ海を渡ります。

氏子達は『チョーサー』と威勢の良い掛け声と共に海の中、約500メートルを泳ぐようにして運びます。

 

8月

柳井金魚ちょうちん祭り(柳井市)

柳井市の郷土民芸品である「金魚ちょうちん」を使った市内最大のイベントの一つです。JR柳井駅前から室町時代の趣きが残る白壁の街並みにかけて、何千個もの金魚ちょうちんが装飾されます。

夜には金魚ちょうちんに灯りが灯り、幻想的な雰囲気に包まれます。

 

9月

赤崎神社奉納神事(長門市)

山口県長門市深川 赤崎楽桟神社敷周辺で開催される神事です。「赤崎神社楽桟敷」は国指定重要有形文化財の戦国時代末期の1596年ごろにこの地域で牛馬の疫病が流行り、村人が赤崎神社に祈願をしたところ流行が治った。その恩伸に感謝する踊りを奉納した事が起源と言われています。

奉納神事として太鼓と鉦のリズムに合わせて式三番叟、楽踊り「虎の子渡し」「月の前の伶楽」などが披露されます。赤崎神社楽踊りは伝統芸能として継承され続けています。

 

10月

秋の萩焼祭り(萩市)

着物ウィークin萩(萩市)

「秋の萩焼祭り」は山口県の伝統工芸品「萩焼」を何十もの萩焼業者が一斉に田町商店街に出店されます。お茶碗やマグカップ、お皿などの萩焼を普段よりお得に購入することができます。実際に手に取って選べる楽しさがあります。お土産にもぴったりです。萩では萩焼の体験も各地で行なっています。萩を訪れた際は手作りの萩焼を自分で作ってみるのもいいかもしれません。

着物ウィークin萩では誰でも着物の着付け体験ができて、そのまま萩市内を観光できるイベントです。このイベントの期間中に着物を着ていると市内の観光施設や食事所特別割引を受けられます(※サービスのない場所もあります)

 

11月

稲穂祭・きつねの嫁入り(下松市)

1950年の秋に第1回を開催して以降、現在まで続いているお祭りです。

「きつねの嫁入り」は稲穂祭の催しの一つで、全国的にも珍しい祭り祭りと言われています。きつねの面をかぶった新郎新婦が人力車に乗り、周りにお供を引き連れて花岡駅までの旧街道をゆっくりと進みます。

きつねの夫婦を誰が演じるのかは毎年秘密となっています。

 

12月

笑い講(防府市)

防府市大道の小俣地区で約800年前から伝わる奇祭です。

毎年、総数21戸の議員が世襲によって引き継いでおり、その内の一戸を頭屋(当番)と決め、頭屋の家で開かれます。「わーはっはっは」という豪快な笑い声で今年の収穫に感謝し、来年の豊作を祈ります。

議員が交互に3回笑い合うことが決まりとされ、1回目の笑い声で「今年の収穫を喜ぶ」、2回目の笑い声で「来年の豊作を祈る」、3回目の笑い声で「今年の苦しみや悲しみを忘れる」といった意味があります。

 


以上、山口県の主な年間行事でした。山口県の伝統行事やお祭りは他にもたくさんあります。特に、8月は県内各地で大規模な花火大会が開催されており、10月・11月は歴史に関する祭りが多く開催されています。旅行する前に是非チェックしてみて下さいね。

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